□仕事に役立つ教訓集 |
販売戦術20ヶ条
01.商売は世のため、人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。
02.店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品のいかん。
03.取引先はみな親類にせよ。これに同情をもって貰うか、否かは、店の興廃のわかるるところ。
04.売るまえのお世辞より、売ったあとの奉仕、これこそ永久の客をつくる。
05.お客様の小言は、神の声と思って何事も喜んで受け入れよ。
06.100円のお客様よりは、1円のお客様が店を繁昌させる基と知るべし。
07.無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。
08.品物の取替えや返品にこられた場合は、売った時よりも一層気持ちよく接せよ。
09.良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることは更に善なり。
10.自分の行なう販売がなければ社会は運転しないという自信を持て。そしてそれだけ大なる責任を感ぜよ。
11.仕入先には親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。
12.紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。つけてあげるもののない時は、笑顔を景品にせよ。
13.紙一枚でも無駄にすることは、それだけ商品の値段を高くする。
14.品切れは店の不注意。おわびしてのち「早速とり寄せてお届けします」と、お客の住所をうかがうべきである。
15.子供は福の神、子供連れのお客、子供が使いに来ての買物には特に注意せよ。
16.つねに考えよ。きょうの損益を。
17.「あの店の品だから」と、信用し、誇りにされるようになれ。
18.店先をにぎやかにせよ。元気良く立ち働け。活気ある店にお客は集まる。
19.毎日の新聞の広告には一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし。
20.商人には好状況はない。いずれにしても儲けねばならぬ。
●松下幸之助(経営の神様と呼ばれた松下電器創立者)による松下家の家訓より
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